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ハンドメイド作品を「パクリ」と言われてしまったらどうする?対処法

   

ハンドメイド業界でついて回るのがパクリ、パクられ問題です。

オリジナルの作品を販売しているつもりが、ほかの作家さんやそのファンから「真似しないでください」「それパクリですよね?」と言われてしまうケースがあります。

 

今回は、心当たりがないのにハンドメイド作品を「パクられた」と言われてしまったときの対応方法や心の持ち方をご紹介します。

 

 

「参考」と「パクリ」は違う

 

定義の違い

 

「参考」と「パクリ」の定義としての違いは、

 

参考とは、他人のアイデアや作品を学びやアイデアのもととして活用することです。

他人の作品を参考にしていても、全体として独自の発想が大部分を占めている場合は「参考」となります。

 

一方、パクリは他人のアイデアや作品を無断で模倣して自分のものとして発表・発売することです。

他人の作品をそのまま利用して、オリジナリティが見られない、または割合が低すぎるものは「パクリ」に該当します。

 

 

相手に不快な思いを与えるかが一つのポイントになる

 

参考とパクリの境界線は曖昧であり、かつ、受け手によって判断が異なります。

 

そこで一つのポイントとして考えておきたいのが「相手に不快な思いをさせないか」という点です。

 

ハンドメイド作品のデザインを考案するのは他人が考えている以上に大変なものです。作品のデザインを考えたら試作を重ね、デザインに納得し、一定以上のクオリティが確保できて初めて商品として発表できます。

納得いくデザインができるまでは時間も材料費もかかり、これらは売り上げにはなりません。

 

そのように苦労を重ねて出来上がった作品とほとんど似た作品を簡単に作られてしまったらどんな気持ちになるでしょうか。

 

作品のデザインを参考にすることは問題ありませんが、相手が嫌な気分になるほど、アイデアを取り入れることはやめましょう。

相手の努力や工夫を尊重することが大切です。

 

相手が嫌な思いをするかどうかを考える場合、まずは「同じことを自分がされたらどう思うだろう?どこまで許容できる?」と都度考えてから判断するようにしましょう。

 

 

ハンドメイド業界では似た作品が生まれやすい

 

ハンドメイド業界では、類似作品が生まれやすいという現実があります。

 

例えばレジンでピアスを作る場合、多くの場合市販のレジン液やパーツを使って作ることになりますが、同じ材料を使っていれば自然と似たような作品が出来上がります。

 

さらにトレンドや季節性を取り入れると、デザインが似てきてしまう傾向があり、真似をしたつもりがないのにトラブルに巻き込まれることがあります。

 

しかし、特に駆け出しのハンドメイド作家にとってはオリジナルのパーツをメーカーに注文して製作することは、金銭面などのリスクがあるため、なかなかできないものです。

 

市販のパーツを使用する場合は、「類似作品が生まれやすい」というリスクを踏まえて選ぶことがトラブル回避のポイントとなります。

 

 

ハンドメイド作品を「パクリだ」と指摘されたとき

 

では、ハンドメイド作品を「パクリだ」と指摘された場合はどのように対処したら良いのでしょうか。

心当たりがある場合は、速やかに謝罪して該当作品を削除する必要があります。

一方、心当たりがない場合は、指摘内容を確認し問題なければ販売を続けることができます。

 

 

心当たりがある場合

 

指摘された内容に心当たりがある場合は、速やかに商品ページやSNSに投稿した画像を削除し、相手にお詫びのメッセージと共に削除した旨を伝えましょう。

 

すぐに対応すること、お詫びしてすべての画像や商品ページを削除したという対応の内容を具体的に伝えることで、相手に誠意が伝わります。

トラブルを大きくしないためにもできるだけ早く対応しましょう。

 

 

心当たりがない場合

 

作品の模倣に心当たりがない場合でも、一度先方が指摘してきた箇所について確認する必要があります。

 

確認しても、真似したのでないのであれば、そのまま販売を続けられます。

 

毅然と反論する方法もありますが、中には攻撃的になったり、SNSに晒されたりするケースもあるため、反論する場合は十分注意するようにしましょう。

 

トラブルに発展しそうな場合は専門家への相談も検討する

 

対応しても相手方が納得しない場合、トラブルに発展しそうな場合は、弁護士などの専門家への相談も検討することをおすすめします。

 

急に相手の作家さんやそのファンの方から「真似された」と指摘された場合、1人では落ち着いて対処できない場合があります。

客観的に物事を見てくれる専門家や友人、仲間がいると安心です。

 

 

パクられないための作品づくりのコツ・対策

作品をパクられないため、パクったと言われないためには、自分で対策を講じておくことも大切です。

例えば、

・クオリティを高める
・どこでも手に入る素材を使わない
・ブランド力を高める

などの方法があります。

クオリティを高める

 

ハンドメイド作品は、どうしても他の作家さんと似たり寄ったりのデザインになりがちです。

同じようなデザインでも、他店と同じものにならない、真似されても大きく差をつけるには、技術力を高めて作品のクオリティを上げることです。

 

ほとんど同じデザイン、同じ色の組み合わせで同じ金額の場合、クオリティの高いものを購入したいと思うのがお客様の心理なのではないでしょうか。

 

また、技術力は練習量や多くの研究によって身に付くため、デザインを真似されとしても、クオリティに大きな差ができます。

 

人と違うものを販売するためにも、しっかりと技術を磨いて作品のクオリティを上げることは大きなアドバンテージになります。

 

 

どこでも手に入る素材ばかりを使わない

 

インターネットや手芸ショップで簡単に手に入る材料だけを使って作品を制作していると、どうしてもどこかで似たものが出来てしまいます。

 

そこで、素材の一部でも良いので、手に入りにくい物を取り入れることも1つの方法です。

 

材料を探す場合は、いつものショップだけでなく、アンティークショップや海外のネットサイトなどにも目を向けて、幅広い選択肢のなかから探すことをおすすめします。

 

 

ブランド力を高める

 

他の出品者の商品との差別化をするためにはショップや商品にブランド力を付けることも大切です。

商品のブランド力を高める方法は、商品に他にはない独自性を持たせることが重要になります。

・こだわりの素材を使用している

・商品にメッセージ性が込められている

などを入れ込むことで独自性を持たせることができます。

 

また、ショップのブランド力はSNSを上手に使ってファンを増やすことです。

ファンを増やすには、ショップが伝えたいメッセージを伝え続ける、ほかのユーザーを仲良くなってつながりの強いフォロワーを増やしていくことなどの方法があります。

 

落ち着いて対処することが大切

ハンドメイド作家として活動していると、パクリ、パクられなどのトラブルに巻き込まれることがあります。

もし、作家さんやそのファンから模倣を指摘された場合は、落ち着いて対処することが大切です。

慌てて本当は模倣していないのに謝罪してしまった、返信した内容で相手が余計に怒ってしまった、ということの内容に、慌てて返信せずに一呼吸おいてから対応するようにしましょう。

また、パクリ・パクられなどのトラブルを避けるため、作品の独自性を高める、ショップのブランド力を高めるための日々の努力も重要です。

 

 

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